Tokyo Artisan Intelligence(トウキョウアーチザンインテリジェンス)株式会社(本社所在地:神奈川県横浜市 代表取締役中原啓貴 以下「TAI」)は、AIプラットフォームの量産を拡充するための資金調達を開始しました。三井住友海上キャピタル株式会社をリードキャピタルとし、5000万円の資金調達を実施したことをお知らせします。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000072103.html
Tokyo Artisan Intelligence (TAI) 株式会社は、大学発のベンチャー企業として、2020年3月に活動をスタートしました。有能な人材を育成しつつ、新しいコンピューテーション技術の創出と共にAI技術の社会実装を進め、人類の発展に貢献することを目指しています。
「エッジ AI」 とは、ディープラーニングなどを用いた AI アルゴリズムを、クラウドではなく端末側(=エッジ)で実行する技術を指します。当社は、東北大学中原研究室で研究開発した「ニューラルネットワーク圧縮技術」 と 「ハードウェア実装技術」 により、リアルタイムかつ低消費電力の「エッジ向けAI」 として、データセット構築から学習、及びハードウェア実装、サポートまで、お客様のニーズに合わせたソリューションを産業機器、医療機器、製造装置、ヘルスケア、インフラ等幅広く提供してきました。
これまでの開発ノウハウを活かし、AI量産ビジネスを立ち上げていましたが、量産が開始されることとなり、追加の資金調達を開始し、三井住友海上キャピタル株式会社をリードキャピタルとし、5000万円の資金調達を実施しました。量産するAIプラットフォームはこれまでのPoC案件で蓄積したノウハウを活用し、長期間のAIシステムの運用に耐えれる設計を導入しております。また、これまで開発してきたAI開発環境「TAI Compiler」を社内向けにカスタマイズし、案件に応じた高性能なAIエッジデバイスを開発できるようになりました。今回の資金調達により、経営基盤の強化を図るとともに、AI量産プラットフォームを拡販します。今回のラウンドではエクステンションラウンドを組み、追加の資金調達を行う予定です。
三井住友海上キャピタル株式会社様からのコメント:
当社はAIの社会実装が進む時代の到来と中原社長が率いるTokyo Artisan Intelligence(以下、TAI)の技術力および経営戦略を評価して2021年9月に初回投資を実行しました。
その後、順調に成果を出していることから、2022年11月および2023年12月に2回の追加投資を重ねるに至ったのは喜ばしい限りです。
TAIのエッジAIプラットフォームは、生活・産業基盤を支える産業をはじめ様々な産業の成長および安全性向上に貢献できており、当社は投資および本業支援の両面で最善を尽くす所存です。
AI研究による成果を社会へ還元するTAIの飛躍に、これからもご期待ください。
図:量産中のAIプラットフォーム。最新のモデル対応できる柔軟性と様々な顧客のセンサに対応できる豊富なI/Oを持つFPGAを採用し、産業機器等の過酷な要望に対応できる設計を施しており、品質を保証するため各種耐久試験を施しました。昨今の半導体不足に対応するため、商社とも連携し、量産の需要に対応する体制を整えました。1月から産業車両・災害検知・鉄道装置に順次搭載される予定です。
【会社概要】
会社名:Tokyo Artisan Intelligence株式会社
代表者:代表取締役 中原 啓貴
所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-1日総第13ビル8階
設立:2020年3月 URL:https://tokyo-ai.tech/
事業内容 : 深層学習アルゴリズムの研究開発
エッジ AI プロダクトの開発および販売 AIエキスパート・エンジニアの育成