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JST研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)継続決定

AI導入のコストと電力問題を解決するFPGA向けAIアクセラレータの開発

Tokyo Artisan Intelligence株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:中原啓貴(CEO,CTO)、岡安一将(COO)、以下:TAI)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)のマイルストーン評価にて期待した開発成果が得られている「A」評価をいただき、FPGA向けAIアクセラレータの開発支援の継続が決定しました。 本開発は2024年4月22日から開始しており、総額1.2億円の支援をいただいております。

本開発では、エッジデバイスでのリアルタイムAI処理性能と消費電力削減を両立するFPGA向けAIアクセラレータを開発します。TAIのエッジAIソリューションは、高度な認識性能を達成するAIモデル開発技術とハードウェア実装技術を用いてリアルタイム性能のAIを実現しています。本開発の成果はTAIのエッジAIソリューションの向上に反映され、鉄道や道路などのインフラ整備や工事現場での安全管理や、工場や倉庫などでの異常検知による事故の未然防止などに貢献します。

※JSTによるA-STEP実装支援(返済型)の開発支援に関する詳細は以下 URL からご参照ください。

マイルストーン評価結果:https://www.jst.go.jp/a-step/hyoka/jissousien_202501.html

JSTから支援を受けている開発テーマについて(支援決定時JSTリリース「科学技術振興機構報 第1689号」:https://www.jst.go.jp/pr/info/info1689/index.html

開発課題名:FPGA向けAIアクセラレータの開発

Tokyo Artisan Intelligence株式会社 創業者 中原 啓貴 (東北大学 教授 兼任)は研究開発チームにて、FPGA(Field Programmable Gate Array)向けのAIアクセラレータ開発に取り組んでいます。

近年、画像処理分野でAI、特にニューラルネットワークが広く活用されていますが、高精度な検出には多くのパラメータが必要となっています。本研究開発は、AIの認識精度を維持しながらリアルタイム処理と消費電力削減を目的としています。FPGAを活用することで、エッジデバイスを活用した様々な分野での応用がより広く展開されます。TAI社は東北大学の研究成果を社会実装する役割を担い、エッジAI分野の社会実装の発展に貢献します。

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 

JSTは、文部科学省所管の公的機関で、科学技術・イノベーション政策推進の中核的な役割を担う国立研究開発法人です。 

HP:https://www.jst.go.jp/