エッジAIプラットフォーム「SEASIDE-R6」でホーム上での安全性向上へ
Tokyo Artisan Intelligence株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:中原啓貴(CEO,CTO)、岡安一将(COO)、以下:TAI)は株式会社JR西日本イノベーションズ(本社:大阪市北区、代表取締役社長:川本 亮)が実施したリバースピッチ「ホーム上のお客様と列車の衝突防止」の募集テーマにおいて、最終選考に採択されたことをお知らせいたします。
TAIは、最先端のエッジAI技術の開発をさらに加速させ、ハードウェア性能の向上とAI技術の進化を追求してまいります。ホーム上での安全性向上を実現し、より安心・安全な鉄道サービスの提供を目指します。
TAIが提供する量産展開可能なエッジAIプラットフォーム「SEASIDE-R6」
TAIは、ディープラーニングを用いたAIアルゴリズムを、クラウドではなく端末側(エッジ)で実行する「エッジAI」技術を提供しています。当社は東北大学中原研究室で研究開発した「ニューラルネットワーク圧縮技術」と「ハードウェア実装技術」を組み合わせ、リアルタイムかつ低消費電力の「エッジAI向けコンピュータ」を提供しています。データセット構築から学習、ハードウェア実装、サポートまで、産業機器、医療機器、製造装置、ヘルスケア、インフラなど幅広い分野のお客様のニーズに合わせたソリューション提供実績を有しています。
今回の「ホーム上のお客様と列車の衝突防止」の募集テーマには、TAIが提供する量産展開可能なエッジAIプラットフォーム「SEASIDE-R6」を提案しました。本プラットフォームは、PoC(Proof of Concept:概念実証)案件で蓄積した知見を基に、環境の厳しい鉄道や建設現場等の産業用コンピュータ向けに設計され、長期安定稼働を実現しています。さらに、TAI保有のAIハードウェア半導体実装技術を活用した高性能AIエッジデバイスの開発も進めており、これらの技術が評価されました。
「SEASIDE-R6」は、最新のAIモデルに対応できる柔軟性と、様々なセンサーに対応できる豊富なI/Oを持つコンピューティング筐体です。産業機器等の過酷な環境下での使用を想定し、設計段階から品質保証のための各種耐久試験を実施しています。また、商社・製造メーカーとの提携により、量産需要にも対応可能な調達体制を整えています。
※最終製品は変更する可能性があります。
プレスリリース全文:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000072103.html